熊本県議会令和3年5月臨時会が5月14日(金)に開かれ、令和3年度5月補正予算など10議案を可決・承認した。補正予算額は82億6,900万円で、新型コロナウイルス感染症対策にかかる予算は累計で2,764億円となった。
今回の補正予算は、Ⅰ感染症の拡大防止を図るため①「ワクチン接種体制の充実」に6億3,700万円、Ⅱ県民生活・県経済への影響の最小化を図るため①営業時間短縮要請にともなう事業者への支援(協力金)として50億3,200万円、②時短要請等により甚大な影響を受けた中小事業者等への支援(一時金)、③飲食店における感染防止のための県認証制度の創設に3億9百万円、④宿泊事業者による感染防止対策等支援事業に15億1,700万円の予算が編成された。
『新型コロナワクチン接種体制支援事業』として今回拡充されたのは、「時間外・休日のワクチン接種会場への医療従事者派遣事業」で、令和3年7月末までの間、ワクチン接種のための医療従事者の確保が困難な地域を把握し、市町村が設置する集団接種会場に医師・看護師が不足すると考えられる場合、市町村から派遣の相談を受け、医療従事者の派遣を承諾する。市町村から派遣元の医療機関に対して助成される。
次の議会は6月定例会が6月14日(月)から7月5日(月)まで開かれる予定。