１１月７日（火）から９日（木）までの期間、教育警察常任委員会（末松 直洋 委員長）の管外視察に行ってきました。今回は、教育関係では札幌市立星友館中学校（札幌市中央区）とこども本の森遠野（岩手県遠野市）、警察関係では札幌運転免許試験場（札幌市手稲区）と新千歳空港（千歳市）を視察しました。
札幌市立星友館中学校は、令和４年４月に開校した北海道初の公立夜間中学校。今回の視察では開校に向けた取り組みや学校運営の課題について説明を受けたほか、同校の特色について学びました。本県でも令和６年４月に県内初の夜間中学校「熊本県立ゆうあい中学校」を開校する準備を進めており、参考になりました。
こども本の森遠野は、建築家の安藤忠雄氏が設計・寄贈し、令和３年７月にオープンした図書館。呉服店を改築した木造２階建てで、敷地内の土蔵や庭を生かして子育て支援や多世代交流の場としてイベントスペースも併設されており、地域一体の施設となっていました。本県においても、安藤忠雄氏の設計・寄贈するこども図書館の開館を令和６年に控えており、その活用に向けて学びがありました。
札幌運転免許試験場は、運転免許更新時講習のオンライン受講が可能な試験場となっており、「優良運転者オンライン更新時講習モデル事業」が実施されている数少ない試験場の一つ。マイナンバーカードを活用してスマホやパソコンで専用サイトにアクセスして講習動画を視聴することで受講が可能となっています。令和６年以降は熊本を含む全国で実施予定となっており、事業の実施状況や運用上の課題について説明を受けました。
新千歳空港は、国内主要空港の一つであり、テロやハイジャック防止、ソフトターゲット対策として北海道警察によって警戒警備が行われている。阿蘇くまもと空港は、今年３月に新しいターミナルビルがオープンし、ＴＳＭＣの進出を契機として旅客と貨物の両面で「国際空港化」を進めており、今後、空港利用者数の増加が見込まれており、空港警備の強化が課題となっている。今回は、その参考として新千歳空港の警戒警備状況について説明を受けました。
管外視察は、熊本県の進めている事業や今後取り組む政策に対してたくさんの学びがありました。県政の発展にしっかりと活かして参りたいと思います。

こども本の森遠野（岩手県遠野市）

こども本の森遠野（岩手県遠野市）

こども本の森遠野（岩手県遠野市）

札幌運転免許試験場（札幌市手稲区）

新千歳空港（北海道千歳市）